2017年4月4日火曜日

伝説の漫画家 「中西早苗」を知っていますか?

伝説の漫画家 「中西早苗」を知っていますか?

ビッグデータの活用も叫ばれている世の中。ネットの上には古今東西ありとあらゆる情報に溢れている。

たとえば漫画に関することは、どんなマイナーなものでも一定のファン層がいて、何らかの形で情報が出てくるはずだ。

それが、まったくと言っていいほど出てこない状態の漫画家がいる。それが今回ご紹介する「中西早苗」その人である。

現状、検索して出てくる情報といえば、電子掲示板で探されていたり、連載中に病気になったなどという噂で、確かな情報は一つもなかった。

私は彼女の漫画の目撃者?でありファンでもある。だから、このブログで紹介する義務があるように感じている。

ここに少しだけ紹介したい。


90年代にコロコロコミックでデビュー

私の記憶では、93年ごろに「星のカービィ」をモチーフにしたギャグ漫画で、コロコロ本体か増刊号で作品が掲載されていたように思う。

しかし、いくら探しても、その漫画が出てこない。別の作家の単行本はあるのだが、なぜか中西早苗先生の漫画が一つもないのだ。

……調べてみると、まんだらけの通販サイトで確認できた。1993年(平成5年)9月号に、やはり中西先生の「星のカービィ」の漫画が掲載されていた。

※出典:まんだらけ通信販売サイトより


93年に小学館の雑誌「ゲームオン!」で「ゲームまんが道」を連載

当時、ゲーム少年であり、なおかつコロコロ読者だった私は、この「ゲームオン!」創刊号から購読していた。

この雑誌にデビューして間もない中西先生が、自身と担当編集者を登場人物とした「ゲームまんが道」を連載していたのだ。

実は、その連載は全10回で終了したのだが、私はその漫画部分だけを切り取って全て保管しているのである。

おそらく、手元に残りにくい、しかも20年以上前のゲーム雑誌の、ネット上からも絶滅しかけている漫画家の作品を、すべて保存しているのは私ぐらいかもしれない。

それだけ、この「ゲームまんが道」が面白かったのである。

ここに、その第1話だけ掲載させてもらう(※)

※著作権のことを想定して、公開は1話だけに留めておく。だが断言しても言いが、この中西早苗の「ゲームまんが道」が将来的に小学館の電子コンテンツとして陽の目を見る可能性はないだろう。いずれ全10話を公開したいと思うが、その前に試みとして小学館に問い合わせてみてからにしたいと思う。

伝説の漫画家 「中西早苗」を知っていますか?

伝説の漫画家 「中西早苗」を知っていますか?


中西早苗先生の現状はいかに?

その後、同じくゲーム漫画の「ゲームの鉄人」という漫画を連載していたということだが、単行本化もされておらず、それから先の情報が全く掴めない。

ネット上では「病気になった」などという噂もあった。あくまで噂であるが、漫画を見ていると、そうかもしれないと思わせる感じがある。

今回、公開した漫画をみてもらうとわかるが、ギャグ漫画として非常にデフォルメされた絵であるが、一コマ一コマ隅々まで、キッチリと丁寧に描かれている。

その絵柄を見る限り、かなり真面目で繊細な性格の持ち主だったのではないかと、これは憶測だが、思われてならない。

寿的な流れの引退なら良いのだが、もしご病気をされて引退された、または亡くなられたかもしれないと思うと、非常に寂しい気持ちになる。

せめてこのブログに「中西早苗」という漫画家の痕跡を書き残しておくことで、彼女の存在をネット上に記すことができればと思う。