まずはKindleで出版した絵本の紹介です
>>こちらで販売しています。
タイトルは「ぐーすかぴー(Sleep well)」です。文章はありません。すべて絵=イラストのみです。
そのため、Kindle storeで販売可能な世界13カ国で販売しています(どれだけの人が本の存在を気づいてくれるかわかりませんが‥とりあえず出せるという感じです)。
あっという間に世界販売できてしまいました。数年前は考えられないことです。たわむれに表紙タイトルも英語にしてしまいました。
絵本の内容ですが、眠ることが大好きな里山に住む冬眠動物「ぐーすかぴー」が「起きて寝て食べるだけの話」です。そりゃー文章いらないですよね。
設定としては「ぐー(くま)、すー(リス)、かー(かえる)、ぴー(へび)」の4匹に名前があっての「ぐーすかぴー」というタイトルなのですが、絵本では省略しています。
価格は税別99円です。販売するつもりはなかったので、本当は0円にしたかったのですが、少し前から最低99円の仕様に変わったらしいです。
ある程度KDPが定着した今は、アマゾン側の取り分もあるように価格設定しなきゃダメ、ということでしょうか? 売る気満々で出している人がどれぐらいいるのか?、そして実際に売れているのか? 気になります。
なぜKindleで絵本を出版したいと思ったのか
そもそも昔からずっと絵本を描いてみたいと思っていました。そんなときネットでこの記事を見つけました。この記事自体は古いものですが、電子書籍として絵本が出せるって面白そうだなということで、ずっと気になっていたのです(きっかけを作ってくれた、リオ・リーバスさんに感謝!)
そもそも私が今年に入ってイラストを仕事にすると決めた時、そのイラスト仕事の同心円上に「絵本とマンガ」がありました。
特に絵本に関しては思入れが強く、ひそかにアイデアを溜め込んでいたこともあり、まずは早く目に見える形で表に出してみたいと思いました。
はじめの記事はKDPの黎明期における出版だったので、方法に少し煩雑な面が残っていましたが、現状は、かなり出版しやすくなっていることもわかりました。
そこで、このタイミングで1冊出してみた、というようなぐあいです。
実際にKindleで絵本を出版した方法です
少しざっくりとしたメモです。詳細は後から追記していきたいと思いますが、これで概略だけでも理解していただけると思います。
基本事項は、先ほども紹介した記事に従えば問題ないと思いますし、KDPサイト内の説明に従って進めば、現状の仕組みでは、それほど迷うことは少ないように思います。
まずは、KDPにアクセスして、アカウントを取得しましょう。
税や支払いに関する情報入力や審査(※1)が終了したら、自分用の「本棚」ページができます。ここから出版に関するデータ入力や修正作業など行います。
※1:指定された項目をそのまま埋めていくことで問題はなかったのですが、場合によると、この点が少しハードルになる可能性があります。
本棚ページから「新しい本を作成」をクリックして、詳細情報の登録(※2)や本そのもののデータをアップして、最後に販売ボタンをクリックすれば、データの審査を経てストア販売されます。
※2:内容説明の文章で改行したい<br>を用いましょう。
審査にかかる時間は最大3日(72時間)ですが、私の場合1日もかかりませんでした。審査が完了すると販売開始のメール連絡があります。
少し前までは、Kindle仕様のデータ(mobiなどの形式)を作成するのがひと苦労で、デバイスでの表示のさせかた指定も面倒だったらしいですが、今は「Kindle Kids' Book Creator」で簡単にできます。
まず、Kindle Kids' Book Creatorのアプリをインストールします。
アプリを開いたら「新しい児童書を作成」をクリックしましょう。
絵本タイトルなどの基本情報(※3)や、ページの開きかたの指定などを行った後に、Kindleでの出版形式に変換するためのデータを読み込ませます。
今回、私の場合は、イラレ(mac版CS4)で作成した絵本データを、PDFとして書き出して1点のファイルにまとめたものを用いました。
カバーデータまでPDF1点にまとめておけば、かなり楽に進められます。
※3:「本の言語を選んでください」の項目には、日本語(japanease)がなかったので、私の場合「English」をひとまず選択しました。文章もPDFになっていれば問題ないように思いますが、少し気になるところです。
読み込ませたPDFデータが開いたら、全ページが正しく読み込まれていることを確認した上で、「出版用に保存」でmobi形式保存します。
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少し長くなりましたが、以上です。
そもそもKindleで絵本を出版する人が、どれぐらいいるのか、また出版したところでどれぐらい読まれるものかわかりませんが、意外なほど簡単にできてしまったので、気になる方は試してみても面白いかもしれません。