2017年3月13日月曜日

初めての学会取材

編集者として初めての学会取材
医学書編集者時代のエピソードです。

初めて一人で行った学会取材は、MRI(磁気画像共鳴装置)学会でした。

もともと文系人間のうえに、その当時、美大を卒業して、持ち合わせの医療系の知識といえば人体解剖学程度。

そんな状態で取材に行ったもので、話を聞いても全く頭に入ってきません。

気がつくと、私は次のループに陥っていました。

  • なんとか理解しようと話とスライドの内容に注意を向ける
  • 部分的にしかわからず話の流れや全体像が掴めない
  • 次第に意識がぼんやりして眠くなっている
  • 寝てしまっている
  • 気づいて起きる(はじめに戻る)

この悪循環で、1日取材だったにもかかわらず、ほとんど何も収穫することができず、抄録集を片手に、なかば放心状態で会場を後にしたことを覚えています。

今であれば、知識の浅い専門系の学会であれば、まず入門系の情報を仕入れておいた上で、より上位の学会(この場合は放射線医学会や技師会など)の教育講演を徹底的に聴講するとか、なるべく学生や研修医向けの講演を選ぶなどしますが、当時はぶっつけ本番で手当たり次第に講演を聞きに行くような状態でした。

しかし、実際のところ演者次第で、理解できない話でも興味深く最後まで聞けることもありますので、話の組み立てやスライドの作り方や演者の話し方なども大事になるようです。

特に多いのが、パワーポイントのデフォルトのままなのか、ひたすら真っ青のスライドでグラフや要約文のオンパレードの時。ただでさえ薄暗い会場で真っ青のスイラド画面は眠くなること請け合いです。

それに比べて、実際の写真や動画などを合間合間に入れて、話の内容にメリハリを出していた演者の時は、興味深く聞けたし、理解や関心も深まったように思います。